Pierre Moerlen’s Gong / Downwind

ダウンウインド(紙ジャケット仕様)
ダウンウインド(紙ジャケット仕様) ピエール・ムーランズ・ゴング

BMG JAPAN  2006-10-25
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おすすめ平均  star
star時を超えてよみがえるモエルランの魂

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多彩なゲスト (Mike Oldfield, Mick Taylor, Steve Winwood, Didier Lockwood, Didier Malherbe) を迎えて Arista からリリースされた Pierre Moerlen’s Gong 名義での第一作目 (1979年).Arista からのリリースということもあるのか,それまでの Gong らしい曲と,ポップなボーカルナンバーを含む作品です.曲によりゲストの色を出しているからか,曲によって雰囲気が結構違う部分もあり,ゲストによりどう曲が変わるのか,ということも含めて楽しめるアルバムかも知れません.

演奏自体は時代を感じさせる部分もあるものの,ジャズロック調の Gong らしい曲については,オリジナリティに溢れ,スリリングで十分楽しめるものです.

Pierre Moerlen’s Gong らしい,ヴァイヴによるリフが印象的で,Lockwood のヴァイオリンをフィーチャーした 2 曲目や,Mike Oldfield らしさのある (本人参加) 3 曲目等のジャズロック系の曲は秀逸です.

(書きかけ)

Ultramarine / De

De
De Ultramarine

Unknown Label 
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Nguyen Le が在籍していたということで買った Ultramarine というバンドの 1989 年作.

ウェザー・リポートあたりをルーツとしたポップなジャズ/フュージョンをベース

と紹介されていたので,そういう音を想像していましたが,ウェザーなんかよりはもっと軽い感じの音でした.どちらかというと,イエロージャケッツとかそういうライトな感じが(イエロージャケッツは詳しくないので外している可能性大 :-p).で,ラテン的なノリや土着的なノリ等,様々なエスニックな雰囲気を織りまぜているという感じです.

軽いながらも,適度にテクニカルで,スピード感があり,爽やかな感じもします.気軽に聴けるけども,適度なスリリングさも残しているという感じでしょうか.

最近こういう感じの音楽を聴いてないからか,結構新鮮に聴けました.聴き込んで行くと,結構新しい発見も出来そうなそんな予感がしますね.

Pienza Ethnorkestra / Indiens d’Europe

ヨーロッパのインディアン ヨーロッパのインディアン
ピエンツァ・エスノーケストラ

インディペンデントレーベル  2006-07-25
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フランスのエレクトリック・ハーディ・ガーディ奏者 T.Bruneau に One Shot のギターリストとドラマーが参加したバンドのライブ.ギターリストはベースを弾いてますが.

ハーディ・ガーディって知りませんでしたが,ヨーロッパの古楽器で,ハンドルみたいなのを廻して弓をこすって音を出すようですね.

音楽は東欧 (ハンガリー方面とかバルカン) の民族音楽/ダンスミュージックという感じのメロディに,かなりの音圧のベースとタイトなドラムが重なる,高速フォークダンスミュージックという感じ.かなりの疾走感と重量感が味わえます.

音楽の性格上,曲を通してはちょっと変化に乏しいような気がしますが,そんなことは吹っ飛ばす迫力と疾走感ですね.

Aphélandra / Aphélandra

キーボード中心の幻想的な香りのするシンフォニックロック.シンセによるかちっと枠にはまった感じがします.1976年作.

メンバーはよくわかりませんが,Crille Verdeaux (Clearlight) や Didier Lockwood が参加しています.そのせいか,Clearlight 的な感じもします.Didier Lockwood のバイオリン参加の曲はジャズロック的な香りも.Clearlight Symphony なんかもシンフォにジャズロック的なスパイスが利いていたような気がしますが,それと同様な感じがしますね.

機械的な音と美しいメロディのミックスが独特の味わいを見せます.