Cynic / Humanoid

私が最も好きなプログレメタルバンドのひとつ、Cynic が新曲を出していたのに 1 年も気づいていませんでした。何ということ! というわけで 2018 年初頭にリリースされていた作品です。

詳しくは公式ページの “News” を参照。

デジタル・シングルということで、この “Humanoid” 1 曲だけのようですね。しかし、解散したとかいうニュースもあったし、もうやってないのかと思ったらいきなり復活してました。と思ったら、解散はしてなかったようですね。

しかしその後、Paul Masvidal(Vo,Gt)は自身のFacebook上でCYNICは「解散しない」という声明を投稿しました。

CYNICが解散!?(あさってからでもいいかな・・・)

音楽的には前作からの流れをそのまま汲むもので、すでに「デスメタル」ではなくなっているのは当然として、すでにメタルですらない気もします。

個人的には「スペースメタル」という感じで捉えています。プログレバンド Gong なんかの流れの「スペース」と同じです。とは言ってもスペース・ロックに挙げられているバンドはあまり詳しくないので外してるかも。Gong の Radio Gnome Invisible 3 部作や Steve Hillage のソロの初期あたりと共通する雰囲気があるなあと。

また生で観たいなあ。

Ne Obliviscaris / Urn

Persefone の新曲 “In Lak’ech” でフィーチャーされているヴァイオリニストがオーストラリアのプログレメタルバンド Ne Obliviscaris のヴァイオリニスト・ヴォーカリストの Tim Charles という人だということで、早速チェックしてみました。これはすばらしい!

Persefone よりは、よりシンフォニック的で流麗な感じがするのはヴァイオリンによる演奏のためでしょうか。デスヴォイスに重なるようにこれも流れるように歌われるクリーンヴォーカルも影響しているような気がします。ギミックに富んでいながらも、そこから来る鋭さが和らいだ、角の取れたような滑らかさがある気がします(自分で読んでもイミフw)。

何度か来日もしてるんですね。次は観たいな。

(参考)

Persefone / In Lak’ech

おぉ! Persefone の新曲が!? より激しい感じですが、ヴァイオリンも入ってプログレ的要素が深化してる気がしますね!♪

オーストラリアのプログレメタル、Ne Obliviscaris の Tim Charles という人(知らないw)が参加なんですね。ヴァイオリンとクリーンボーカル担当ですか、なるほど。前作の Cynic の Paul Masvidal に続くコラボですね。この路線を続けるのかな?

うぉ〜 Persefone 秋に来日!!

もうすでにこの時期で今年のベスト・アルバムじゃないか! と最新作が既にこのブログでも紹介済み の Persefone がどうも秋に来日するようです!!

東京と名古屋だけの AOA パターンなのか〜😅

でも行きますよ、これは! ”Extreme Dark Night” というメタルイベントの vol.5 で、イタリアの Dark Lunacy というバンドと Ethereal Sin という日本のシンフォブラックメタルバンドと一緒に回るようですね。チェックしなきゃ!

チケット販売情報はまだですね。

Persefone / Aathma が今年の Top 10 に入りそうな勢いの名作

ピレネー山脈の公国アンドラのプログレッシヴ・デスメタルバンド Persefone の 5th アルバム。大体 4 年ぶりの作品でしょうか。

Persefone はデスメタルが聴けるようになって以来、Opeth と共に最も良く聴いているバンドのひとつで、前作の “Spiritual Migration” は特に好きで今でもよく聴いています。

その後、ギターとドラムが変わっているから、音楽性はどうなるかな? とちょっと心配でしたが、前作と同等かそれ以上にプログレッシヴな作品に仕上がっていて安心しました。前作をより深化させた作品という感じ。

前作同様にとにかくギミックに富んでおり、強弱のメリハリがついており、動と静の対比、スピードの緩急の変化、デスヴォイスとクリーンヴォイスの変化、インストパートのメロディアスさとデスヴォイス部分の荒々しさの対比と、めまぐるしく変かして展開していくプログレッシヴなメタル作品に仕上がっています。前作よりは少しデス声の比率が増したのかな?

テクニカルかつエモーショナルなメロディは比較的日本人好みなのかもしれません。

まだ 2 月ですが、メタル分野で今年ベストの候補に入る予感です (そもそも 1 年を通して聴くメタル作品そんなにないし〜)。分野をまたいでも Top 10 に入る予感の名作です。メタルとしてだけでなくかなり高品質なプログレ作品でもあるのでは?

(追記) そして、どう聴いても Cynic だよな、って曲ありますが、それもそのはず Cynic の Paul Masvidal がゲスト参加してるんですね。すごい組み合わせだ😂