Asturias / In Search of the Soul Trees

最近,アコースティック・アストゥーリアスとしてバンド活動がされていたが,これは15年ぶりの多重録音版のアストゥーリアスだそうです.

20分を超える組曲 2 曲の作品です.コンセプトは「現代版 Tubular Bells」とのことで,確かにそういう感じ.

聴いていて,ソフトフォーカスのメルヘンチックな緑の風景とか,日本的な幻想的な雰囲気とか,色々な美しいイマジネーションが浮かんで来ました.額に入った美しい絵を見ているようです.

枠に入った機械的な感じなのに,受ける印象は美しく優しい感じの音楽です.

East Wind Pot / East Wind Pot

East Wind Pot
East Wind Pot East Wind Pot

Musea  2007-12-21
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日本の Jazz Rock 系プログレバンドの 1st アルバム.2006 年作.

軽快な感じのジャズロックという感じで,カンタベリ系と紹介されていることが多いみたいですが,確かにそんな感じがします.時折 Zao なんかに似た雰囲気もありますね.プログレ系で紹介されてなければジャズ・フュージョン系のサウンドと思ってしまうかもしれません.

軽快な感じですが,決してスムースのようではなく,独特なゆったりした感じがあり,スリリングさも持っていて,気持ちよく聴ける音ですね.

Hal & Ring / Alchemy

ALCHEMY
ALCHEMY HAL& RING

POSEIDON  2006-12-20
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日本のプログレバンドの 2006 年作.

基本的にはシンフォ系なのでしょうか.1 曲目は勇ましい感じのする曲で,キーボードの演奏がもうシンフォニックプログレファンなら思わずニヤニヤしてしまいそうで,シンフォ的な演奏と共に盛り上がっていく所がスリリングで良いです.

ジャズロック的な要素もあるような気がして,2 〜 4 曲目の演奏なんかにそれを感じます.2 曲目は少しアバンギャルドな雰囲気で,3, 4 曲目は少しシンフォ風味のあるフュージョンかインストロックという感じで,1 曲目とはまた違う熱いジャズロック / フュージョンのココロを感じたりしてわくわくしますね.

5, 6 曲目で静かに聴かせつつ,最後の曲も他の全ての曲の要素を持ったような曲で盛り上がります.シンフォとジャズロック色がうまくミックスされて,1 曲目のように思わずニヤニヤ.

うまくシンフォ色とジャズロック色がミックスされた上質のフュージョンシンフォ.

Qui

Qui
Qui Qui

Musea 
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日本のプログレバンドの 2008 年作.

クールで美しいフルート入りジャズという感じだなと思っていたら,いきなり 4 曲目から雰囲気変わるな,と思っていたら,ブログ によるとそれが狙いとのことで納得.

前半は美しいフルートとジャズ的でインテリジェントな香りの漂うギターによるジャズという感じですね.ロック色よりジャズ色を強く感じます.じわじわ心に染み入る感じ.前半聴いているとちょっと印象に残りづらいかな,と最初思いましたが,後半を聴くと前半も引き立ちますね.

後半の激しい感じも良いです.フルートがヒステリックになり,トリッキーな感じですが,ギターの雰囲気は意外に前半と共通している所が良いのかも.5 のアヴァンギャルドな感じがフリージャズっぽくて良いです.

Igzit-nine / Igzit-nine

Igzit-Nine
Igzit-Nine Igzit-Nine

Musea  2004-01-27
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関西のジャズロックバンドの 2003年作.

クールで乾いた感じのするジャズロックです.Kenso とか Prism とか Side Steps 好きだったらいけるんじゃないかな.Kenso っぽい所が感じられますが,Kenso よりはフュージョン寄りで,アメリカ西海岸とか東海岸のテクニカルなフュージョン / ジャズロック寄りな気がします.それに少し日本色を足したという方が近いかな.

フュージョンファン,ジャズロックファンはぜひ聴いてみてください.