One One One | |
Shining
Prosthetic Records 2013-05-28 |
Norway の Hardcore Metal Future Jazz Rock バンド (デス声入り) の 2013 年新譜 (笑)
One One One | |
Shining
Prosthetic Records 2013-05-28 |
Norway の Hardcore Metal Future Jazz Rock バンド (デス声入り) の 2013 年新譜 (笑)
Nine | |
Circus Maximus
Frontiers Records 2012-06-05 |
ノルウェーのプログレメタルバンドの 2012 年 3rd アルバム.5 年ぶり
前作までは爽やかなボーカル (と言うと「メタルのどこが爽やかやねん」と怒られそうですが ^^;) にキャッチーでポップなメロディが特徴の甘い北欧メタルという感じでしたが (おおげさ),今作は作風が変わっているような気がします.全体的にタイトで縦ノリな感じで重厚感が増しており,落ち着いた暗い感じもします.ある意味メタルさが濃厚になっているような気がします.
とはいえ,曲の完成度,ハイレヴェルなボーカル,大きく見た時の曲の雰囲気はまさしく Circus Maximus という根底は変わってないような気がします.
Carbon Based Anatomy | |
Cynic
Season of Mist 2011-11-15 |
2011年作.
いきなり土着的な雰囲気のエスニック調な女性ボーカルが入り意表をつかれますけど,プロローグ的なその曲が終わると,2nd "Traced in Air" からの流れを汲む独特の浮遊感のあるテクニカルなプログレッシブロックとメタルの中間を行くようなサウンドが展開します.その後もエスニックな小曲をはさみつつ,独特の Cynic サウンドが展開します.この浮遊感は『スペースメタル』とでも呼べそうです.Gong のスペースフュージョンとはまた違う「スペース」感ですが,浮遊感と独特の空間の広がりが感じられますね.
既にデスメタルな要素は全くなく,メタル色も薄くなってきていますね.Opeth のような流れですね.:-)
Heritage | |
Opeth
Roadrunner Records 2011-09-20 |
スウェーデンのメタルバンドの 10th.
デスメタルと紹介されていた気がするし,前作までは全編デス声ではないけど,デス声と非デス声の対比がそれはそれで面白かった気がしますが,今作は全面デス声なしで,デスメタルとは言えない作品になっています.というか「メタル」とも言えるかどうか微妙な所ですね.私はメタルは詳しくないし,Opeth に関してメタル的な要素を特に気に入って聴いていたわけではいので,これは大きな問題ではないですが.
前作 “Watershed” は,強弱の付け方が特に顕著で,全力投球の後に急停止するようなメリハリと,展開の急な変化が魅力的でかなり聴き込んでますが,今作はそこまで強弱はなくて,ある程度の緩急を付けた余裕のある展開という感じです.音楽スタイルは違うのですが,超絶技巧ハイテンションプログレから徐々に力の抜けた余裕のある程よい技巧の音楽に変化したイタリアの Deus Ex Machina 的な進化と同様の変化を感じました.
とは言っても,緩急を付けた展開,前のめりなリズムなど,Opeth の正常進化だな,と思わせる好作品と言えると思います.この作品に限って言えば,完全にプログレバンドとも言えるのではないでしょうか.
Symphony of Enchanted Land | |
Rhapsody Of Fire
Spv Germany 1999-04-06 おすすめ平均 |
現在は Rhapsody of Fire を名乗っていますが,Rhapsody と名乗っていた時代の一枚.1998年の2ndアルバムみたいです.
生ストリングスを駆使したクラシック的な HR/HM バンド.呪われた土地に愛と平和を取り戻すためにエメラルド・ソードを手にいれる RPG のようなストーリー性のある音楽らしい.
音楽は,期待通りの所で期待通りに展開してくれるシンフォニックロックですが,私,こういう HR/HM は好きです.(^_^;)目まぐるしく変化し,もうこれ以上ないという大げさなアレンジ.たまりません.曲によっては,変化がすごく速く少しプログレッシブとも思える展開を見せるところもあります.
まあ,お約束過ぎて面白くないという方もいらっしゃるかも知れませんが,私はこの手の音楽は期待を裏切らない展開も好きなので,気に入りました.好きなもんは好きということで….:-p
(1998年に書いたレビューに追記)