受難劇+1 ラッテ・エ・ミエーレ ユニバーサルインターナショナル 1995-04-26 |
キリスト受難劇をモチーフにした作品.
賛美歌風の混声合唱が入ったり,オルガンが鳴り響いたりと,荘厳なクラシカルな雰囲気の中にイタリアらしい優しい歌物的な味わいとジャズ的なエッセンスがさりげなく入っています.
Il Passo Del Solda Nuova Era Pick Up 2003-03-31 |
95年作の 4th アルバム.情報を知らないまま聞いたら,70年代かと思うようなサウンド.以前よりもドラマチックなサウンドになっているような気がします.
ボーカルが替わった (専任で加入)
ようで,のびやかでなかなか良い感じです.かなりうまいです.ぐっとバンドのサウンドの質がメジャーレベルに近付いたような印象.ELPのような雰囲気で
ドラマチックなオルガンはまさしくプログレという感じで,そこに伸びやかなボーカルが乗っかり,上質なイタリアンプログレとなっています.
以前まであったようなリズムのバタつきもなく,若干気になる部分はあるとは言え,それ以上に魅力のある演奏と曲で,かなりの良い作品に仕上っていると思います.
NOAB(アーカイヴ2) ソラリス インディペンデントレーベル 2005-11-25 |
Solaris のアーカイヴ集の第二弾."MARSBELI KRONIKAK" 以前のライブの音源集とのこと.
時おり聞き覚えのあるメロディやフレーズが飛び出すので,その後の曲のアイデアだったのでしょう.演奏は Live in L.A. などのように完璧とまではいかないけど,かなりの完成度.アーカイヴ集だからと言って難があるわけでは全くありません.
まさしく後の Solaris サウンドそのままなので,当時から相当な完成度を持った曲を,かなりのテクニックで演奏していたことが分かります.
Solaris の好きな方は必聴かと.
The Ultimate Terrorizing Aura Of Unlogic Mind | |
The Memoriam
P.R.S./Sony Music 2003 |
インドネシアの "PROGRESSIVE ROCK SONY INDONESIA" からのリリース.ここしばらく何作品か買ってますが,なかなかどれも個性に溢れていて,高品質なプログレバンドばかりです.
このバンドは若干リズムがばたばたした感じ (微笑ましいレベル)
で,(良い意味で)B級ロックという感じがしますが,なかなか個性的で面白くて最後まで一気に聴けますね.キーボードがかなり上手く,荘厳な感じのゴシッ
ク的なクラシカルで若干メタリックなプレイをしています.ドラムは前のめりなプログレメタルっぽい感じです.オペラちっくに語りかけるような男性ボーカル
は,時々ラップ的というか平板になる部分があり少し気になります.女性のヴォイスは妖しくてなかなか良い感じ.