Kada ad libitum / Approximationes

4th アルバム.1st はクリムゾン系の強迫的なジャズロックでしたが,作品をリリースする度に,贅肉を削ぎ落とし,一つ一つの音を鋭利にしていくという感じで進化してきました.

この作品はもうジャズロックというよりは,フリージャズという感じで,最小限の音から鋭い音が攻め込んできます.ベースの音が印象的です.

全 16 トラック,全て即興という意味なのかな? 全て "Approximatio" という曲なのかな? 曲目らしきモノが載ってません.

Pienza Ethnorkestra / Indiens d’Europe

ヨーロッパのインディアン ヨーロッパのインディアン
ピエンツァ・エスノーケストラ

インディペンデントレーベル  2006-07-25
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フランスのエレクトリック・ハーディ・ガーディ奏者 T.Bruneau に One Shot のギターリストとドラマーが参加したバンドのライブ.ギターリストはベースを弾いてますが.

ハーディ・ガーディって知りませんでしたが,ヨーロッパの古楽器で,ハンドルみたいなのを廻して弓をこすって音を出すようですね.

音楽は東欧 (ハンガリー方面とかバルカン) の民族音楽/ダンスミュージックという感じのメロディに,かなりの音圧のベースとタイトなドラムが重なる,高速フォークダンスミュージックという感じ.かなりの疾走感と重量感が味わえます.

音楽の性格上,曲を通してはちょっと変化に乏しいような気がしますが,そんなことは吹っ飛ばす迫力と疾走感ですね.

Spaced Out / Unstable Matter

アンステイブル・マター
アンステイブル・マター スペイスト・アウト

インディペンデントレーベル  2006-07-25
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2006年作の4thアルバム.

基本的には前作までのハイテクジャズロック路線を踏襲しているが,今作は若干メロディアスな方向に振れているような気もします.以前まではテクニカルの方に比重が乗りすぎて,メロディが掴みにくい感じがしましたが,そんなこともないような気がします.

非常に鋭利な音楽で,切味の鋭い剃刀のようなイメージです.邪悪な感じとかはなくて,非常にドライで鋭いという感じですね.若干クリムゾン的な味わいも出てきました.