Djam Karet / Recollection Harvest

Recollection Harvest
Recollection Harvest Djam Karet

Cuneiform  2005-09-20
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アメリカのベテランバンドの 2005 年の作品.2曲の組曲からなります.

初期は King Krimson の影響と言われることが多かったようですが,この作品からはあまりそういう色は感じられません.以前聴いた事のあるアルバムもあまりそういう雰囲気はなかったような… (遠い記憶… ^_^;)

このアルバムは,感情を抑えたようなシリアスな雰囲気のシンフォニックロック+ジャズロックという感じですが,アメリカらしく(?) あまり重苦しい雰囲気にならずに,時折感じられるユーモア感覚もあって,ニヤッとしながら演奏している姿が目に浮かぶような気がします.低レイヤーからジャズロックとシンフォニックロックが融合している感じで,融合という言葉で表すよりももっと自然な感じがします.

Kada ad libitum / Approximationes

4th アルバム.1st はクリムゾン系の強迫的なジャズロックでしたが,作品をリリースする度に,贅肉を削ぎ落とし,一つ一つの音を鋭利にしていくという感じで進化してきました.

この作品はもうジャズロックというよりは,フリージャズという感じで,最小限の音から鋭い音が攻め込んできます.ベースの音が印象的です.

全 16 トラック,全て即興という意味なのかな? 全て "Approximatio" という曲なのかな? 曲目らしきモノが載ってません.

Pienza Ethnorkestra / Indiens d’Europe

ヨーロッパのインディアン ヨーロッパのインディアン
ピエンツァ・エスノーケストラ

インディペンデントレーベル  2006-07-25
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フランスのエレクトリック・ハーディ・ガーディ奏者 T.Bruneau に One Shot のギターリストとドラマーが参加したバンドのライブ.ギターリストはベースを弾いてますが.

ハーディ・ガーディって知りませんでしたが,ヨーロッパの古楽器で,ハンドルみたいなのを廻して弓をこすって音を出すようですね.

音楽は東欧 (ハンガリー方面とかバルカン) の民族音楽/ダンスミュージックという感じのメロディに,かなりの音圧のベースとタイトなドラムが重なる,高速フォークダンスミュージックという感じ.かなりの疾走感と重量感が味わえます.

音楽の性格上,曲を通してはちょっと変化に乏しいような気がしますが,そんなことは吹っ飛ばす迫力と疾走感ですね.