Cast / Mosaique

(聴きかけでとりあえずのレビュー)

2006年の新譜.新曲とそれまでの未発表曲の新録から構成されるとのこと.2枚組.

ネオプログレ然として,ポップでテクニカルなシンフォサウンドという感じの
近作でしたが,この作品はよりジェネシス的で,たおやかな雰囲気が強いです.結構フルートが前面に出ているのが今までになかったパターンでしょうか.

Disk 1 の 1 曲目からスリリングで切り返しを多用した  Cast らしいシンフォ炸裂です.Disk 1 の 5, 6曲目辺りは,イタリアの Eris Pluvia のような爽やかな美しさや,フランスの Jean Pascal Boffo のようなメルヘンちっくな雰囲気も感じられます.

曲にもよりますが,全体的には,今までの Cast より若干落ち着いた感じがします.切り返した後,これまでの Cast であれば,押せ押せの前のめりで一気に盛り上がっていく所ですが,今回はそこをぐっとこらえてほどほどにとどめ,じらせるようにゆっくり盛り上がっていきます.

演奏テクに関しては,なんか先祖返りして,心許なく成っているような気も.Cast だから許す(意味不明).(^_^;)

とは言え,Cast もすっかり安心して新譜の買えるバンドになりました.期待を裏切らない良作です.

Circe / Toccata

メキシコのネオプログレバンドの 1st アルバム.

ネオプログレですが,ポップな要素は少なく,ハードでとんがった感じです.スピード感があり,70年代のプログレの影響とネオプログレとプログレメタルの影響を感じさせながらも,それなりにオリジナリティがあるように思います.

ちょっと焦点が定まらないようなところもあり (最初聴いたときはうまいのか下手なのかもよくわからなかった
^^;),聴き終わった後に印象に残るという点では苦しいところもありますが,テクニカル面とエモーショナル面の釣合も良く,何度か聴いていると次は何が
飛び出すのかわくわくするような意外な展開もあり,なかなか楽しいです.

メロディに若干エキゾチックな所もあったりします.女性ボーカルの声も伸びやかで良い感じ.