チリのアヴァンギャルド・ジャズロックバンドの 2006 年作の 6th.
ジャズをベースに,ベルギーあたりのアヴァンジャズと,渋さ知らず辺りをミックスしたような愉快な音楽という感じですね.サックス 2 名の 5 人編成なんですが,それ以上に分厚い音という感じもしますね.
最近,アコースティック・アストゥーリアスとしてバンド活動がされていたが,これは15年ぶりの多重録音版のアストゥーリアスだそうです.
20分を超える組曲 2 曲の作品です.コンセプトは「現代版 Tubular Bells」とのことで,確かにそういう感じ.
聴いていて,ソフトフォーカスのメルヘンチックな緑の風景とか,日本的な幻想的な雰囲気とか,色々な美しいイマジネーションが浮かんで来ました.額に入った美しい絵を見ているようです.
枠に入った機械的な感じなのに,受ける印象は美しく優しい感じの音楽です.
| Watershed |
|
![]() |
Opeth
Roadrunner 2008-06-03 おすすめ平均 |
スウェーデンのプログレメタルバンド.デス声が入っているのでプログレッシブデスメタルと形容されたりしているようです.このアルバムは 9 作目とのこと.
とにかく目まぐるしく変化する曲が特徴で,静と動が交錯し,デス声とクリーンなボーカルが交錯し,曲が終わったと思ったらまだ続いていたり,と先の読めない楽しい曲です.テクニカルでトリッキーな所が特徴ですが,それだけではなく,時にはアコースティックな演奏があったり,エモーショナルに歌ったりと,様々な要素がくるくると目まぐるしく変わります.デス声もそれが必要な所にアクセントとして入っているという感じで,私はこのアルバムはデスメタルとは思えないですね.
とにかく最後まで飽きさせないです.
| East Wind Pot |
|
![]() |
East Wind Pot
Musea 2007-12-21 |
日本の Jazz Rock 系プログレバンドの 1st アルバム.2006 年作.
軽快な感じのジャズロックという感じで,カンタベリ系と紹介されていることが多いみたいですが,確かにそんな感じがします.時折 Zao なんかに似た雰囲気もありますね.プログレ系で紹介されてなければジャズ・フュージョン系のサウンドと思ってしまうかもしれません.
軽快な感じですが,決してスムースのようではなく,独特なゆったりした感じがあり,スリリングさも持っていて,気持ちよく聴ける音ですね.
| In Ogni Luogo |
|
![]() |
Finisterre
Musea 2001-01-01 |
アルバムを出すごとにジャズロック色を強めていく彼らですが,こ
のアルバムでも前作よりさらにジャズロック色を強めています.激しい
ギターはそのままで,演奏がよりジャズロック的になっているような気
がします.
とは言っても,それまでの彼らの特色のシンフォ色も十分に感じら
れて,それが良い味を出しています.曲の展開はモロシンフォという感
じで,それと激しいジャズロック色が良い感じで均衡しています.エモー
ショナルな感じは失わずに,曲の感じがほどよくテクニカルな感じになっ
ている所が魅力です.ヴァイオリンの情熱的な感じも良いです.
それから,彼らはアルバムを出す毎に演奏のテクニックも向上して
いる所が感じられて(笑),次が楽しみになりますね.曲は素晴らしい曲
で文句なしですので,これで技術がどんどん向上していけば向かう所敵
なしのバンドになるでしょうね.
(1999年10月に書いたレビュー)