Anna Maria Jopek & Friends with Pat Metheny / Upojenie

Upojenie
Upojenie Pat Metheny

Nonesuch  2008-10-03
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(↑ Amazon が Pat Metheny 名義で売ってるけどちゃんと売ってほしい)

ポーランドの女性ボーカルの 2002 年作.来日もしてたみたいですね.

Pat Metheny との共作で,作曲とプロデュースも Metheny が手が けている作品とのこと.ライナーが全てポーランド語のようなので, 誰が何の楽器で参加しているのかちょっと分からないですが,Mino Cinelu も一曲参加しているようです.

一応女性ボーカルがメインって事なのか,Metheny らしさは多少 抑えながらという感じの曲が多いですが (それでも一聴して Metheny とわかりますけどね),Metheny の美しい幻想的なアコースティック ギターに透き通った水の流れのような女性ボーカルが重なる曲が,繊細な感じで美しいです.

何曲か Pat Metheny Group の曲も入っていて,ちょっとエスニッ クな味わいの女性ボーカルによる Are You Going With Me? はなかな か面白い仕上がりで,この曲に関しては Metheny 節全開という感じ です.

(2003年に書いたレビューに加筆)

After Crying / Föld És Ég

Fold Es Eg
Fold Es Eg After Crying

Periferic
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1994 年 3rd アルバム.

出だしは EL&P っぽいクラシカルな曲です.グレゴリオ聖歌っぽ い曲を間に挟みながら,ピアノ/オルガンとトランペットの演奏が印象的.

ピアノはジャジーなピアノ/オルガンまで自在なプレイ.トランペッ トによる爽快な曲や少し Miles Davis の Bitches Brew 辺りの雰囲 気を感じさせる曲は,若干トリッキーな感じの曲の中でおおらかに歌い上げる感じもあり,個性を感じさせます.

少し不気味な内省的な曲もあり,非常に広い範囲の曲調ながらも, 一つの作品としてのまとまりを感じさせます.

というわけで,ピアノとトランペットと聖歌風の曲が非常に印象 的な非常に繊細かつ大胆なシンフォニックロックの名作と言えるでしょ う.

(2005 年に書いたレビューに加筆)