東京大学のアルバート・アイラー—東大ジャズ講義録・キーワード編

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編
東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編 菊地 成孔 大谷 能生

メディア総合研究所  2006-03
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書店でみかけたので購入.

前作よりそれほど分厚くなってないような気がするが,微妙に値上がりしているような… :-p
と調べてみたら  50 ページほどこっちのほうが多いか.

講義の日付が,目次とか各章の表紙は 2005 年ですが,各項の部分は 2004 年になっているのはご愛嬌.:-p

 

Pat Metheny & Lyle Mays / As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls

As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls
As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls Pat Metheny & Lyle Mays

Polygram  2000-02-29
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おすすめ平均  star
starすべての
starナナのパーカッションが凄く効いている!!
star音楽の力を再認識する不思議な音世界

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今更ココに私が書くまでもないアルバムですが… (^_^;)

Pat Metheny と Ryle Mays の PMG の名コンビ名義によるアルバムですが,1
曲目なんかは,もう一人の Nana Vasconcelos の名前も並べても良いぐらい,
3 人の力が均等に働いた音楽という感じがします.

1 曲目は戦争がテーマになっているとのことですが,そんな事は全く感じませ
んでした.メセニー独特のアメリカンなカントリー風味と幻想的で若干オリエ
ンタルな雰囲気のある透明感のある音楽という感じ.広いアメリカの大地で青
い空を見ながら,遠い異国に思いを馳せるという感じがします (なんのこっ
ちゃ).

内省的な静かな曲から軽快な楽しい曲までありますが,全体的に根底にある美しさと深みみたいなものは共通していますね.

Pat Metheny + Ornette Coleman / Song X [Twentieth Anniversary]

ソングX:20thアニバーサリー
ソングX:20thアニバーサリー パット・メセニー&オーネット・コールマン チャーリー・ヘイデン ジャック・ディジョネット

おすすめ平均
starsアンビシャス・プロジェクト!

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20年ぶりに未発表曲を加え,リマスターで出た記念盤.

もうこの作品って 20 年も前になるのかぁ.当時聴いたときは「すげー」と思ったけど,あまり聴きませんでしたが,改めて聴いて見ると意外に普通だなあ,と感じるのは,時代が Song X に追い付いたのか,私の耳がこういう音楽に慣れたのか…

でも,今回追加されたトラックが結構普通にジャズとして聴けるってのもあるかも? 良いです.

Terje Rypdal / Vossabrygg

Vossabrygg. Musik-CD Vossabrygg. Musik-CD

Universal Vertr., Hamburg  2006-02
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とりあえずの感想.

いやー,すばらしい出来です.Bugge  Wesseltoft 参加.ツインキーボード,ツインドラム,ベース,トランペット,DJ/Sampling (息子サンみたい) というメンバー.

某 ML で

Miles Davis、Nils Petter Molvaer、Terje Rypdal の音楽性が一体化したような感じです。

というような感想が出ていましたが,まさしくその通り.というのも "Bitches Brew" にインスパイアされた音楽とのこと.1 曲目はまさしくそんな感じでした.数曲は Future Jazz 風のリズムの曲がありますが,あとは内省的な Terje Rypdal の世界という気がします.

これがライブとは! と思わせる完成度.

Dhafer Yousseif / Digital Prophecy

Digital Prophecy Digital Prophecy
Dhafer Youssef

Enja Justin Time  2003-09-09
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チュニジア出身のミュージシャンによる 2003 年作.

北欧のフューチャージャズ人脈のミュージシャンが参加しています (Bugge Wesseltoft とか Nils Petter Molvaer とか).そっちの色を期待しがちですが,非常にゆったりとした感じのアラブ風の音楽に仕上っています.フューチャージャズ的な雰囲気もそれほど感じないですね.どちらかというとワールドミュージックというか.

もちろん,良く聴いていれば,その色は十分鳴っているのですが,それをうまく包み込んで,そのフィルタを通してその音が感じられるような作りになっています.その味を消してしまうのではなく,ふんわりと包み込むような感じですね.Dhafer Youssef 本人によるボーカルもボーカルと言うよりはヴォイスという感じで,笛やウードと良く絡んでます.

哀愁を漂わせながらクールな音楽をやっているという感じもしますね.