Nemo / Barbares (+ SI Live)

フランスというより,現代のシンフォニックプログレ界を代表するバンドじゃないかと思っている Nemo の 2009 年 6th(?).買ったのは 500 枚限定とか言う "SI Live" という 15 曲入りのライブ盤付属の限定盤.

現代的なネオプログレ色とフランス独特の柔らかさの同居したバンドです.基本的には前作までの Nemo カラー全開ですが,前作まではどちらかと言うと,細かいパーツを組み合わせて,スリリングなシンフォ色を出していたという感じですが,今作はより大作指向になり,ゆったりとした大河的にゆるやかに曲が変化しながら展開・変化していくという感じで,より本格的シンフォニック作品への舵をきった作品と言えるかもしれません.

ライブ盤は前作,前々作の 2 部作の曲が堪能出来るすばらしいライブ盤でした (前々作"Si Partie 1"は未聴).

Minoke? / sangaky

「鳥好きがきっかけで出会った四人が,小鳥のための環境音楽を作成目的に2000年11月結成した音楽グループ」とのことですが,「鳥のために書いた曲はまだありませんが」との言葉どおり,「鳥」を連想させる曲は全くない (^_^;) 日本のジャズロック系バンド.

サックスをフロントに,ちょっとレコメン系やカンタベリ系の雰囲気があって,コミカルな感じとシリアスな感じが同居しているような不思議な魅力.エスニックというか色々な地域の要素を含んだような曲もあって,曲ごとに何か遊び心の感じられる楽しい複雑な変な音楽です.

Fromuz / Overlook

Overlook
Overlook Fromuz

10T  2008-10-21
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ウズベキスタンのジャズロックバンドの 2008 年作で 2nd アルバム.

5 曲入りですが,なんと全曲 10 分を超える大作揃い.出だしからタイトなロック的縦ノリながらも,エッジの尖っておらず,フュージョン的に少し角を丸られた感じで,これが前作から続く Fromuz 的な雰囲気.:-)

5 曲入りで物足りないなんてとんでもない!! 1 曲聴き終えただけなのに,数曲聴いたのかと思う,1 曲の中でのバリエーションの広さ.時にはブルージーに,ときにはシンフォニック的に,そして 1st ではなかったアヴァンギャルドな雰囲気も少し混ぜながらも,あくまで Fromuz 風ジャズロックでやわらかに覆った音に収束します.ピンと通った芯は外すことなく,オリジナリティを出しながら演奏は進んで行きます.

1st に比べて,じっくり曲作りがされている感じで,抑えて抑えて抑えきった所でドカッとジャズロック的に発散するところなんか,じらされているようで,その解放感がまたたまりません.

テクニックも曲も作りもかなりハイレヴェルなオススメの一品.こんな辺境ロックがアマゾンで買えるなんて!! :^)

Akineton Retard / Cadencia Urmana

チリのアヴァンギャルド・ジャズロックバンドの 2006 年作の 6th.

ジャズをベースに,ベルギーあたりのアヴァンジャズと,渋さ知らず辺りをミックスしたような愉快な音楽という感じですね.サックス 2 名の 5 人編成なんですが,それ以上に分厚い音という感じもしますね.

Asturias / In Search of the Soul Trees

最近,アコースティック・アストゥーリアスとしてバンド活動がされていたが,これは15年ぶりの多重録音版のアストゥーリアスだそうです.

20分を超える組曲 2 曲の作品です.コンセプトは「現代版 Tubular Bells」とのことで,確かにそういう感じ.

聴いていて,ソフトフォーカスのメルヘンチックな緑の風景とか,日本的な幻想的な雰囲気とか,色々な美しいイマジネーションが浮かんで来ました.額に入った美しい絵を見ているようです.

枠に入った機械的な感じなのに,受ける印象は美しく優しい感じの音楽です.